きほんのいいもの
平井かずみさん

第3話
リピートしたい、
日用品

暮らしまわりにあるとうれしいあれこれについて、
素敵なあの人に伺う連載。
今回は、フラワースタイリストの平井かずみさんに、
リピートしたい、お気に入りの日用品を教えていただきました。

イベントなどで各地を飛び回ることも多いなか、羽を休める自宅は、好きな雑貨と植物に囲まれた、リラックスできる空間に調えられています。
"自分自身にとって心地よいものは何か"を大切に、使うものを選び、気に入ったら何度もリピートするという平井さん。身の回りのものは、暮らしの風景を作る1ピースなので、使い勝手だけでなく、見た目も大事な要素。おだやかな部屋の雰囲気に調和する、シンプルな色や自然素材のものが集まっています。
そんな平井さんが、「これはまたリピートしたい」と思う日用品をご紹介します。

1 かわいくて働き者の羽はたきを、掃除の相棒に

日々の掃除に活躍しているのが、北欧雑貨を扱うセレクトショップで購入した羽はたき。「掃除は得意ではないのですが、ほこりがあると気分が下がるので、はたきはこまめにしています。これは、ふわふわの羽毛が一気にほこりを取ってくれるのですごく便利。小物を動かさずになでるだけできれいになるので、とても簡単に掃除ができます」。出しておいてもかわいいので、部屋の一角に吊るしていつでもスタンバイ。そんなところも気に入っている理由です。

2 白いスポンジと昔ながらのタワシが台所の定番

「消耗品は、ほしいときにすぐに買えることが大事。長く定番になっているものは、リピートして使い続けられる安心感があります」という平井さん。皿洗いの相棒は、3Mの白いスポンジと亀の子たわし。どちらもスーパーで手に入る定番アイテムです。「スポンジは白と決めています。色が濃いときれいなのかよく分からないけれど、白色だと汚れがすぐに分かるから」。カラフルなものが多い中から選んだ素朴な白と茶が、台所にしっくりとなじんでいます。

3 香りのアイテムをいつでもそばに

リフレッシュしたいときに欠かせないのが香りのアイテム。香水があまり得意ではない平井さんは、植物本来の香りに近いアロマオイルなどを愛用しています。右は、台湾の薬局で買ったハッカ油で、ポーチに入れて持ち歩いているもの。頭が痛いときや虫刺されにつけるとすーっとします。真ん中はweltさんが作る香りのスプレー。左は「AVEDA(アヴェダ)」のアロマミスト。どちらも心地いい香りで、気分を上げたいときに使ったり、朝出かける前に「今日もいいことがありますように」とシュッとふきかけたり。お守りのような存在です。

4 旅のお供は、肌触りのいいリネンのタオル

国内外を旅することが多い平井さん。旅に持っていくタオルをずっと探していて、ようやく巡り合ったのがスウェーデンの「Vaxbo Lin(ヴェクスボリン)」のタオル。「ふかふかのタオルだとかさばってしまうのですが、これはリネンなのでとてもコンパクトで乾きやすい。使えば使うほどくったりと柔らかくなっていくので、もっと使い込んでいくのが楽しみです」。リネンならではの優しい表情と美しい織り柄で、肌寒いときはストールのようにも使える、頼もしい一枚です。

基本的にストックは持たないという平井さん。日用品も食材も、必要なものを必要な分だけ持ち、溜め込まないようにしています。そして、手に入れたものは、しっかり使って活かす工夫をしています。
「自分の動線上に置いておくことが大事。毎日通る場所や、目の見えるところにおいておけば、忘れずに使うことができます。」。羽はたきはリビングに掛けておき、アロマスプレーは毎朝立ち寄るアクセサリー置き場にセットして、身支度をしながらシュッとリフレッシュ。

ものを溜め込まず、滞らせず、家も気持ちも風通し良くしておく。いつもハッピーなオーラで周りの人を明るくする、平井さんの元気な笑顔は、そんな暮らしから生まれているのかもしれません。

写真:西希 文:加藤奈津子

<プロフィール>

平井かずみ
(ひらいかずみ)

フラワースタイリスト。「café イカニカ」(東京・自由が丘)を拠点に、花の会やリース教室を全国各地で開催。草花をもっと身近に感じられるような「日常花」の提案をしている。著書に「あなたの暮らしに似合う花」(地球丸)、『ブーケとリース』(主婦の友社)など。http://ikanika.com/

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