具だくさんな卵焼き 6千草 焼き

団らん健康レシピ

植松良枝さん

あたたかい陽射しに嬉しくなったかと思えば、
寒い朝にとまどうことも。
少しずつ季節が進んでいくのを実感しながらも、
寒暖差に加えて、乾燥も気になる時期です。
おいしく楽しく、さらに元気になれる、
そんな一品があれば安心です。
「団らん健康レシピ」では、
身体に優しく、パワーを与えてくれて、
子供から大人まで楽しめるメニューを紹介します。

メニューを考えてくれたのは、前回に引き続き、
料理研究家の植松良枝さん。
今回は、子どもから大人まで楽しめて、
誰もが食べやすいメニューでありながら、
かつ、栄養バランスのいい一品を教えてくれました。

2回目は千草焼きです。

「いわゆる、具だくさんな卵焼きです。
材料を混ぜてオーブンで焼くだけという手軽なおかず。
野菜をたっぷり入れて栄養バランスも考えました。
春らしく絹さやを使って、彩りよく仕上げています。
焼き立てはもちろん、
冷めても味が落ち着き、しっとりしておいしいのです。

ポイントは、卵を混ぜる際に泡立てないこと。
ボウルの底に菜箸を当てて、切るように混ぜてください。
菜箸はまわさず、左右に行き来するようにしましょう。
白身が細かくなれば大丈夫。混ぜすぎは禁物です。
こうするとふんわりとした焼き上がりになります。

また、切った野菜からは水分が出るので、
卵液に混ぜたら、すぐ焼くようにしましょう。
事前に準備しておきたい場合は、
卵液に混ぜる手前までにしておくと安心です。

その時期の旬の野菜を混ぜ込んで焼くのもいいですし、
秋には、しいたけにしめじやえのきも加えて
きのこ尽くしにするのもおすすめです」

ふんわり焼きあがった卵と、絹さやのシャキシャキとした食感、
さらに、きのこのうまみと、いろいろ楽しめる一品です。
野菜が苦手な子どもでも、卵焼きに混ぜ込めば
食べやすくなるでしょう。
おもてなしの時には、たくさん焼いて
食べやすいサイズにカットしたものを
大皿に盛り付けるだけで、パッと目を引くおかずになります。
冷めてもおいしいので、お弁当にも活躍すること間違いなし。
季節ごとに旬の野菜を取り入れてみてください。

[千草 焼き]

約25×16cmのバット1台分

〈材料名〉
鶏ひき肉
120g
A 
酒、醤油、きび砂糖
各大さじ1
少々

8個
B 
酒、みりん
各大さじ1
小さじ2/3

芽ひじき(乾燥)
5g
長ネギ
1/2本
にんじん
2cm
しいたけ
2枚
絹さや
50g
千草焼き_材料

[作り方]

小さめのフライパンにひき肉とAを入れ、中火で熱する。
数本の箸で混ぜながら炒り煮し、水分を飛ばす。
水分がほとんどなくなったら火を止め、粗熱をとる。

千草焼き_手順1

ひじきは10分ほど水につけてもどし、さっと洗って水けをきる。
長ねぎは縦半分に切ってから2〜3cm長さの斜め薄切りにする。
にんじんはせん切りにする。
しいたけは石づきを取って薄切りにする。
絹さやは斜め細切りにする。

千草焼き_手順2

バットや耐熱容器に油(分量外)をうすく塗って、オーブンペーパーを敷く。
(角に切り込みを入れると容器の縁にも沿わせやすい)

千草焼き_手順3

ボウルに卵を割り入れ、切るように混ぜる。
Bを加えて混ぜ合わせる。1と2を加えてさっくりと混ぜる。

千草焼き_手順4

3のバットや耐熱容器に4の卵液を流し入れる。
180度のオーブンで30分ほど焼く。

千草焼き_手順5

型から外し、粗熱をとる。食べやすい大きさに切り分け、器に盛る。

さあ、召し上がれ

千草焼き_完成

こぼれ話を少し

春を感じるあしらい

こぼれ話を少し

春になって、花や草木を楽しめる時期になりましたね。テラスにある植木の手入れをしなければと思っています。バタバタしていて手をつけられていないのですが、室内にはいろいろとグリーンを飾っています。写真は、ふきのとう。食べるにはちょっと時期が早かったり、旬を過ぎてしまったりといったものでも、こうして楽しませてくれます。

料理:植松良枝 写真・動画:枦木功 文:晴山香織

<プロフィール>

植松良枝植松良枝

植松良枝(うえまつよしえ)

料理研究家。料理教室を主宰しながら、雑誌や書籍でのレシピの提案を手がける。代々木上原にあるベトナム料理店「ヨヨナム」など、企業やレストランのプロデュースやメニュー開発も手掛けている。自家菜園で野菜やハーブを育てながら、旬の食材のおいしさを伝える姿勢にファンが多い。

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