肉と野菜のうまみたっぷり 4薬膳鍋

団らん健康レシピ

料理家 近藤幸子さん

寒さが身にしみる季節になってきました。風邪やインフルエンザなどが流行しているせいか、マスク姿の人を多く見かけます。元気になるものを食べて、なんとか乗り切りたいもの。
「団らん健康レシピ」では、身体に優しくパワーを与えてくれて、子供から大人まで家族みんなで楽しめるメニューを紹介します。
料理家の近藤さんによる、家族みんなの健康を考えたレシピ。第4回目は、薬膳鍋です。

「薬膳鍋という名前ですが、手に入れやすい素材を使っているので難しいことはありません。大人はもちろん、子供もおいしく食べられる味に仕上げています。鍋ではおなじみの白菜やねぎなどに加えたのは、長芋。ビタミンやミネラルが豊富でとても滋養があります。」

「さらに、ビタミンやポリフェノールがたっぷりなクコの実や、同じくビタミン豊富な松の実など薬膳料理ではおなじみの素材も入れています。どちらも身体を温めてくれる効果があるので、今の時期にはぴったり。また、鶏だんごを作る時のポイントは、お麩。パン粉よりもむっちりとした食感が出るんです。しいたけは先にちょっとあぶることで水っぽくならないようにしています。多めに作って冷凍しておくと便利です」

もっちりとした鶏だんごや、鍋には珍しい長芋のさくさくっとした食感がたまりません。手羽元からもうまみが出るので、特別な出汁が必要ないのもうれしいポイント。滋味深い味が胃にしみわたります。
おいしく食べられて身体をいたわることのできるお鍋。ぜひ、家族や友人と楽しんでください。

[薬膳鍋]

手羽元
4〜5本(180〜230g)
塩(下味)
小さじ1/4(1.5g)
酒(下味)
大さじ1(15g)

長ネギ
1本
長芋
200g
チンゲンサイ
2株
白菜
1/8〜1/4株
きくらげ(乾燥)
5g


<鶏だんご(20個分)>
鶏ひき肉
200g
しいたけ
3枚
たまねぎ
1/4個
焼き麩
15g
1個
しょうゆ
小さじ1(6g)
小さじ1/3(2g)


<A>
クコの実
小さじ1
松の実
小さじ1
にんにくの薄切り
1片分
しょうがの薄切り
1片分
小さじ1(2g)
砂糖
小さじ1/2(1.5g)
大さじ3(45g)
近藤幸子さん薬膳鍋レシピ材料 近藤幸子さん薬膳鍋レシピ材料

[作り方]

鶏だんごを作る。しいたけはトースターやグリルなどで5分ほど焼く(かさの部分に少し水分が出てくるまで)。粗熱が取れたらみじん切りにする。たまねぎはすりおろす。麩はビニール袋に入れ、めん棒などでパン粉のような状態に細かく砕く。

薬膳鍋_step1 薬膳鍋_step1

ボウルに鶏ひき肉、卵、しょうゆ、塩、1を入れ、粘りが出るまで手でしっかりこねる。

薬膳鍋_step2 薬膳鍋_step2

2を20等分し、スプーンで小さなだんご状に丸める。

薬膳鍋_step3 薬膳鍋_step3

きくらげは水に浸して戻し、食べやすい大きさに切る。手羽元は洗ってから水気をふき、下味の塩と酒をふって10分ほどおく。長ネギは長さ1cmの斜め切りにする。長芋は皮をむき、乱切りにする。チンゲンサイと白菜は食べやすい長さに切る。

薬膳鍋_step4 薬膳鍋_step4

鍋に水800mlを入れて火にかける。沸騰したら中火にし、手羽元を入れアクを取る。手羽元の色が変わったら、4と<A>を入れる。再び沸騰したら食べるぶんだけ鶏だんごを入れる。

薬膳鍋_step5 薬膳鍋_step5

さあ召し上がれ

薬膳鍋完成。テーブルにセッティング 薬膳鍋完成。テーブルにセッティング

料理:近藤幸子 写真・動画:枦木功 文:晴山香織

<プロフィール>

近藤幸子
(こんどうさちこ)

料理研究家、管理栄養士。料理教室「おいしい週末」主宰。1976年、宮城県生まれ。雑誌や書籍などで活躍中。家族のために作る料理や等身大のライフスタイルが人気。近著に『がんばりすぎないごはん』(主婦と生活社)がある。

「おいしい週末」

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