ツレヅレハナコさんのパンの友 5パプリカのマリネトースト

ごはんの友、パンの友

ツレヅレハナコさん

今回ご紹介するパプリカのマリネは、パンの友であるのは
もちろん、それだけでもおいしくいただける作り置き惣菜。

マリネしてあるので冷蔵庫で1週間ほど保存がきくのですが、
作ったそばからパンに挟んだり、ペーストにしてパスタソースに
したりとどんどん食べてしまうので、「もっとたくさん作って
おけばよかった!」と毎回思ってしまいます。

おいしく作るコツはパプリカをコンロにのせて、直火で
真っ黒になるまで炙ること。その後、熱々をホイルに包んで
しばらく余熱で蒸すと、皮がつるんと気持ちよくむけます。
黒焦げになった皮は取り除くのですが、パプリカやその蒸し汁に
ほんのり香ばしい香りがついて、それがいいんです。

じつはこの直火炙りは、
以前旅したポルトガルの食堂で見たもの。
食堂のおばちゃんたちが炭火台にパプリカをゴロゴロのせて
炙っている様子に驚いたのですが、真似してやってみると
おいしくなる以前に、まず炙る作業が楽しい!

家庭用のコンロでは3個くらいしか一度に炙れませんが、
パプリカを転がしながらじっくりと火を入れていく時間が
妙にゆったりしていて、そこも好きなんです。
たいていはビールなんかをちびちびやりながら炙っています。

皮を剥いて、そのままオイルでマリネしてもいいのですが、
時間があれば、にんにくを炒めたフライパンで軽くソテーします。蒸した後でさらに火を入れた方がにんにくの香りがよく入りますし、オイルもよく馴染んで断然おいしくなります。

パンと食べる時にはトーストにクリームチーズを塗って、
たっぷりのパプリカマリネをオン。マリネが滑り落ちないように、トーストをぎゅっと二つ折りにして頬張ります。
パプリカのマリネトーストは、作るのも食べるのも、豪快がいいのです。

[パプリカのマリネトースト]

作りやすい分量

〈材料〉

パプリカ(赤)
3個
にんにくのみじん切り
1かけ分
オリーブオイル
1/4カップ
小さじ1/2
クリームチーズ、好みの食パン
各適量

パプリカのマリネトースト_材料

[作り方]

パプリカをコンロに直接のせて火をつけ、トングで転がしながら全体が真っ黒に焦げるまで10分ほど焼く。

パプリカのマリネトースト_手順1
弱火〜中火でじっくりと。皮が黒焦げになっても中は意外とちょうどいい火の通り具合なので焦らずとも大丈夫。

パプリカをアルミホイルで包んで15〜20分冷ます。冷めたら、手で焦げた部分を取り除き、食べやすい大きさに切る。

パプリカのマリネトースト_作り方2
ホイルに包んで冷ますことで余熱でじっくり火が入り、 しっとりした仕上がりに。皮もむきやすくなります。

フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて弱火にかけ、香りが出たら強火にしてパプリカと塩を加え、ざっと混ぜる。

パプリカのマリネトースト_作り方3
炒めるとおいしさアップ。にんにく風味のオイルもおいしさの一部なので、ぜひおいしいオイルを使ってください。

パンをトーストし、クリームチーズを塗ってから3のパプリカマリネをのせる。パプリカマリネは冷蔵庫で1週間ほど保存可。

パプリカのマリネトースト_作り方4
ムギュッとマリネを挟み込んで食べます。そのまま食べると、ツルツルのマリネが滑って、パンから落ちてしまうので。

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チェンナイにある地元民に大人気のベジ料理チェーン店に行ってきました。
さすがベジタリアンが多い南インド、チェーン店があるというのに驚き!
清潔で早くて安くてうまい!という理想的な店で、バナナの葉にのったベジカレーは食べ放題。バケツに入れたカレーを手に店員さんが各テーブルを回ってくれます。
たっぷり食べても胃にもたれず、これなら毎日食べられるなあと思いました。

料理:ツレヅレハナコ 撮影:平野太呂 文:小林百合子

<プロフィール>

ツレヅレハナコ

ツレヅレハナコ

1976年生まれ。寝ても覚めても、おいしい料理とお酒のことをばかり考えている編集者。著書に『女ひとりの夜つまみ』(幻冬舎)、『ツレヅレハナコのじぶん弁当』(小学館)など。最新レシピ本は『ツレヅレハナコの揚げ物天国』(PHP研究所)。

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